quote:米国では無料のWi-Fiが増えており,パネラ・ブレッドやシュロツキーズ・デリのような手軽に利用できる喫茶店やレストラン,ほかにも図書館や公園などで,無料のネット接続が提供されている。パネラ・ブレッドの副社長は2004年に無料のWi-Fiサービスを提供してから,より多くのサンドイッチが売れたかどうかははっきりとは云えないが,「それがわたしたちのカフェに来る理由にはなっている」として,長居してくれるなら「それは食べ物の購入につながる」と云う。無料のWi-Fiは,Wi-Fi-FreeSpot,WiFinderなどのページで探すことができる。無料のWi-Fiを持つ都市もいくつかあり,カリフォルニアなどの都市の一部やフィラデルフィアの都市全体はWi-Fiに包まれている。ただしそれらを使うときは慎重になった方がよい。あなたがメールチェック以上のことを行うなら,家に帰るまで待つか有料のホットスポットを利用するのが安全だ。
まぁ未来の世界では,すべての場所でWi-Fiなどのネットワーク接続が提供されると思われ,いまはその準備段階と云える。が,そう考えるといまの日本は特に遅れている感じがする。わたしは引きこもりなのであれだけど,やっぱり外出してタダでWi-Fiに接続できる場所はあまり知らず,もっとあっていいと思う。有料のWi-Fiは目にすることがあるが,できればタダですませたいと思ってしまうのは当然のこと。ブロードバンドがこんなに普及している国にしては,日本ほどブロードバンドが普及してない米国の方がタダのWi-Fiは多い(ように思う)。
そりゃ国の広さの差があるから比較は難しいけど,でも記事にあるタダのWi-Fiを掲載しているページをみると,米国のいくつかの名のある都市といまわたしが住んでいる東京とでは,米国の方が多いと感じる。もちろんわたしが知らない無料のWi-Fiが,東京にはたくさんあるかもしれないけど。みなさんもぜひ,日本国内の無料Wi-Fiスポットを調べられるFreeSpotのページで自分の住んでいる住所を入力し,いくつかの業態をチェックして検索してみて欲しい。これがすべてではないだろうが,手軽に使える場所がどれだけあるか調べてみるとよい。
何年後になるかなんて想像も難しいけど,いま携帯電話を使える場所(ほかにも地下街や地下鉄などもすべて)は,すべて無料のWi-Fiエリアになるだろう。それをムチャな予想だと云う人もいるだろうが,そうなって初めて,機能的な世界が構築されることになる。いつでも,どこにいても,メール,音声チャット,テキストチャット,情報検索,データの送信と受信ができる。買い物も,用語の意味調べも,コミュニケーションも,録画などの予約とかだって,すべてそこで行える。日本と云う国は,果たしてどれだけその未来に向かって,進んでいるだろうか?
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